シアトル・ジェネティクス社の特許「抗体をスクリーニングするための方法」を読む

シアトル・ジェネティクス社の特許「抗体をスクリーニングするための方法」（特開2019-167339）を読みました。

スクリーニングとは、種々のアッセイを用いて化合物を評価し，多くの化合物群の中から新規医薬品として有効な化合物を選択する作業のことです。受容体，酵素, イオンチャネル，トランスポーターなどを用い、これらへの化合物の効果を検定し、有効なものを見いだします。

【発明の背景】
ＡＤＣ療法用の新規な抗原に対する候補抗体を探索する場合には、ＡＤＣの形の大規模な抗体パネルをスクリーニングし、それらの細胞傷害性活性を評価するのが最も望ましいが、マイクログラム量の多数の抗体を取り扱う場合、従来のコンジュゲーション法による収率は限られている。そのため、ＡＤＣとして使用するための抗体をスクリーニングする方法を改善する必要性がある。

【解決しようとする課題】
抗体薬物コンジュゲート（ＡＤＣ）として使用するための抗体をスクリーニングする改善された方法を提供すること。

【解決手段】
抗体スクリーニングアッセイに用いるための抗体コンジュゲートを作製するための方法及びその方法により生成される抗体コンジュゲートを提供する。