アボット・ラボラトリーズ社の特許「容器のための有鍵キャップ及びそれに関連するデバイスとシステム」（特開2021-167817）を読みました。
この特許は、試薬の様々な試験、分析、処理などを行う際に、試薬を収容する容器を誤った装填ポートに挿入するのを防ぐための、有鍵キャップおよびそれに関連するデバイスとシステムについて記載されたものです。
読む前にキーワードを選定し、ある程度内容を理解してから明細書を読み進めるよう心掛けました。
【背景技術】
試薬を収容する容器は、試薬で様々な試験、分析、処理等を行うために、電子デバイスの装填ポート内に装填されることが多い。ポート内に装填されると、針または穿孔部材を使用して容器のキャップを穿孔し、試験のための流体が取り出されるが、特定の試薬が入った容器を誤った装填ポートに挿入すると、試薬の浪費と、潜在的なクロスコンタミネーションをもたらす可能性がある。クロスコンタミネーションが発生すると、システムを洗浄する、またはその他の方法で除染する、といった追加の手順が必要となる場合があり、ユーザーに時間の浪費と不便さをもたらす。
【解決しようとする課題】
特定の試薬が入った容器を誤った装填ポートに挿入することを防ぐ。
【解決手段】
有鍵容器デバイスおよび容器のための有鍵キャップを提供する。さらにまた、容器と有鍵キャップと、有鍵キャップ上の特定の施鍵部材に嵌合するまたはそうでなければ嵌め込まれるように構成された施鍵部材を有する電子デバイスと、を備える有鍵収容システムを提供する。有鍵キャップが電子デバイス上の特定の施鍵部材に正確に対応しない施鍵部材を有する場合には、有鍵キャップは電子デバイス上の施鍵部材に正確に嵌合しないようになっている。
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