インテル・コーポレーションの特許「異種無線ネットワークにおけるハンドオーバーの実行」(特表2015-520564)を読む

特許明細書


インテル・コーポレーションの特許「異種無線ネットワークにおけるハンドオーバーの実行」(特表2015-520564)を読みました。

この特許は、異種無線ネットワーク(HetNet)においてハンドオーバーを実行するための技術について記載されたものです。

<モバイル通信システムのおおまかな全体像>

参考ページ:https://www.aegis-pat.com/blog/technology/5g-4g-lte-system/ , wikipedia

【背景技術】
無線モバイル通信技術は、ノード(例えば、送信局または送受信機ノード)と無線デバイス(例えば、モバイルデバイス)との間でデータを送信するために様々な規格およびプロトコルを使用する。そして異種ネットワーク(HetNet)とは、無線デバイスの増加した使用量および高められた機能に起因するマクロノードに対する増大したトラフィック負荷を処理するためのものである。
HetNetは、計画された高電力のマクロノードの層と、それとは重なるより低い電力のノードの層とを含むことができる。マクロノードは、基本となるカバレッジのために、低電力ノードは、マクロノードの地理的なカバレッジエリア内、およびマクロノードのカバレッジエリア間の境界におけるカバレッジホールを埋めるために用いられる。低電力ノードは、使用量の多いエリアのキャパシティを向上させ、建造物が信号送信を妨げる屋内のカバレッジを向上させるためにも用いられ得る。
同種ネットワークまたはHetNetは、DLまたはUL送信のために時分割二重化(TDD)または周波数分割二重化(FDD)を用いることによって実装されている。

【解決しようとする課題】
異種無線ネットワーク(HetNet)においてハンドオーバーを実行するための技術を開示すること。

【解決手段】
HetNetのアンカーサービングセルにおいて、複数のセルに関してユーザ機器(UE)により作成されたチャネル測定報告を受信する段階を備える。アンカーサービングセルからターゲット送信ポイント(TP)へUEに関するチャネル測定に基づいて、送信ポイント変更要求が送信され得る。TPは、複数のセルのうち1つに位置する。アンカーサービングセルへの接続を維持しつつ、UEが無線インタフェースを介して通信を行う相手であるTPの変更を示すべくアンカーセルからUEへ送信ポイント変更インジケータが送信される。

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